美容皮膚科のドクターによる、年齢肌向けオールインワン化粧品の選び方

40代からの肌をもっと潤す、オールインワン化粧品の効果的な選び方をまゆ先生が
教えてくれます。

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大人肌のためのオールインワン化粧品の選び方(イメージ)

美容皮膚科医・伊藤まゆ先生が解説 エイジング世代のための 「美の基本」

大人肌のためのオールインワン化粧品の選び方

さらに保湿が重要になってくる
40代からのオールインワン化粧品の選び方とは?

30代までの肌に比べ「保湿」することがさらに重要になってくる40~50代の肌。こちらでは、美容皮膚科医の伊藤まゆ先生が、エイジング世代向けオールインワン化粧品の選び方を解説しています。保湿成分よって違う役割や、オールインワンの持つ保湿力をアップさせる方法など、知って得する情報を教えていただきました。

水分を与えることが「保湿」ではない?

年齢を重ね失われていく肌の水分は、保湿成分で補いましょう

肌は、一番表面を覆うわずか0.02mmの極薄い角質層により、外からの異物侵入を防ぎ、また内側からの水分の蒸発を防いでいます。この角質層が水分保持能力に大きな関わりがあるのです。

ふだん肌の水分量が一定に保持できているのは、分泌される「皮脂」、「天然保湿因子」、「角質細胞間脂質セラミド」の3つの働きによるものです。皮脂膜で約3%、天然保湿因子で約17%、角質細胞間脂質セラミドにより約80%が保持されますが、加齢や紫外線などによるダメージでこれらの3つの保湿因子のバランスが崩れ、減ってしまうことで、水分保持能力は低下してしまいます。そのため、この保持能力をサポートするための成分が何かを知り、それらを補うことが年齢肌にはとても大切なのです。

代表的な保湿成分
セラミド 水分をはさみ込んで逃がさない
ヒアルロン酸 湿度が下がっても威力を発揮する
天然保湿因子(NMF) 水分を吸収する性質を持つ
スクワラン うるおいの蒸発をセーブする

保湿成分が持つ、それぞれの特性を把握する

みなさんは、水分を保持する成分=保湿成分と聞いて、どのような成分を思い浮かべるでしょうか?次に、代表的な保湿成分とその働きについて解説したいと思います。保湿成分でも、水分を保持する方法によってタイプが分けられています。その代表成分を紹介しますので、肌の状態に合ったオールインワン化粧品を選ぶ際の参考にしてください。

保湿成分は、その働きにより大きく4つのタイプに分けられます。それぞれ代表的な成分を挙げていきましょう。

●水分をつかみ吸収する成分…水分を吸収する性質はありますが、空気中の湿度により保湿力が低下してしまう成分です。
❶天然保湿因子NMF(Natural Moisturizing Factor):

アミノ酸、尿素、乳酸などから成り、水分と結合し、吸収する能力をもちます。角化細胞が角化する過程でできてくる成分です。

❷グリセリン:

ヤシの実などの油脂や石油から抽出される成分です。水に溶けやすく吸収性が高く、肌をしっとりと柔らかくする効果があります。

●水分をはさみ込みキープする成分…水分をサンドウィッチのようにはさみ込みキープする成分です。
❶角質細胞間脂質セラミド:

細胞の間で水分をはさみこみ、隙間を埋めて蒸発を防ぎます。保水効果は最も優秀。遊離脂肪酸、コレステロール、コレステロールエステルなどの脂質からなり、細胞間質の40%を占めます。セラミド6種ありますが、その中でもタイプ1は角質層のバリアの働き、タイプ2は水分を保持する働きに関わっています。

❷リン脂質:

水と油をなじませる乳化作用を持つ成分です。

●水分を抱え込んで逃さない成分…これらは、肌の外の湿度が下がっても高い保湿能力を持つ成分です。
❶ヒアルロン酸:

人体に存在する成分で、ムコ多糖類とよばれるネバネバした物質のひとつです。ムコ多糖類のなかでも、特に保水力に優れた成分です。

❷コラーゲン:

真皮で弾力・ハリを保つ働きを持ちますが、化粧品に含まれるコラーゲンは分子が大きいため真皮まで浸透しません。

●皮脂膜のようにバリア機能の働きをする成分…皮膚の表面から、潤いが蒸発するのを防いでくれる成分です。
❶ワセリン:

水分を角質層に閉じ込める作用があり、角質層のバリア機能をカバーする働きがあります。

❷スクワラン:

新陳代謝を活発にし、皮膚表面のなめらかさと水分を保つ働きがあります。

保湿成分による外側からのお手入れだけでなく、内側から皮脂を分泌させることも重要です。食事やサプリメントでビタミンB群を補い、皮脂分泌を滞りなく促すことで、皮脂膜は弱酸性に保たれ、雑菌の繁殖を防いでくれます。

自分の肌に合うアイテムを見極めるには?

解消したいお肌の悩みに対応してくれる成分が含まれるものを選ぶ

年齢により低下した水分保持能力をサポートする成分について把握したところで、次に知っておきたいのが解消したい肌悩みにはどのようなオールインワン化粧品を選べばよいのか?ということだと思います。
より自分の肌に合ったオールインワン化粧品を選びやすいよう、以下に年齢肌の方が悩まされる肌トラブルごとに、どのような商品を選ぶとよろしいのかまとめてみました。

肌悩み別、オールインワン化粧品を選ぶ際のポイント
乾燥・肌荒れ 保水力の高い成分が含まれたものを選ぶ。刺激が少ないものを選ぶ
シワ・しみ・たるみ 抗酸化作用のある成分を摂り入れたものを選ぶ
毛穴の広がり コラーゲンを生成する成分、角質をケアする成分が含まれるものを選ぶ
くすみ 血行促進作用、新陳代謝を活発にする作用のある有効成分が配合されてものを選ぶ

オールインワンの浸透力をUPさせる方法は?

この一手間が、お肌の奥へと美容成分を届けてくれます

オールインワンといっても色々なタイプのものがあります。まずは、自分の肌の特徴を知ることから始めましょう。選び方は、含まれる基本的な成分を理解し、自分にとって足りない部分を補ってくれるようなものが良いです。例えば、外に出ることが多い方は、紫外線から守ってくれる抗酸化成分美白成分が主体となっているもの。逆に、エアコンがきいた室内に長くいる場合は乾燥しがちなので、保湿成分が多めのもの、などです。洗顔後、できれば浸透を高めるためのブースター効果のある化粧水を使用しましょう。その後、まんべんなく塗布し、顔の骨格の周囲にあるツボを意識するようにマッサージをしながら全体に塗り広げます。ゲルタイプやクリームタイプなどは、テクスチュアで選んでもいいと思います。

オールインワン化粧品に加えて美容液でのケアをプラスする

特にトラブルを感じていない場合は、オールインワンだけでも対応できます。
ただ、年齢とともに、外見的な変化はもちろん、明らかに今までのご自分と違う質感になってきたことを感じる方は多いはず。
もちろん、その方のライフスタイルによっても異なりますが、やはり、特に年齢を感じやすい目元や口元には、高機能な美容液やエッセンスをプラスすることで、より、オールインワンの効果が感じられることでしょう。
体調や季節によっても、もちろん肌の状態は変わってしまいます。
毎日同じケアをするのではなく、環境や肌の変化に敏感になることが、上手にエイジングに対応し、美肌を保てる秘訣なんですね。

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伊藤まゆ先生 プロフィール

伊藤まゆ先生

聖マリアンナ医科大学卒業。同大学病院、関連病院にて消化器・一般外科勤務。その後『メディアージュ銀座クリニック』勤務、『メディアージュ青山通りクリニック』院長を経て『M’sクリニック南麻布』を開院。消化器外科医と美容医療の経験をベースに、『体の内と外からの抗老化医療』をコンセプトにした診療を行っている。

取得資格等
日本外科学会認定 外科専門医 / 日本補完代替医療学会 学識医 / 米国セネジェニクス医学研究所 認定医 / 日本抗加齢医学会 専門医 / 日本臨床栄養協会認定 サプリメントアドバイザー / JAPAS認定 プロフェッショナルアロマテラピスト / 日本臨床抗老化医学会 認定医 / 日本臨床自然療法研究会 会長